化石は骨じゃない?地層が関係ある?アンモナイトが見つかる場所は?

博物館に展示されている化石は、土の中から発掘されて見つかっています。

 

ところで、この化石は文字通り石(鉱物)です。

 

骨の化石を目にする事が多いと思いますが、これも骨ではなく石なのですよ!

 

化石ができる過程で、積もった土などに埋もれてしまっていることが関係あるようです。

 

化石は地層の中から発見されますが、化石の種類によって地層の時代や状態が特定されるようなので、化石と地層の関係も気になりますね…。

 

化石としてよく名前があがっているアンモナイトについても、どんな生き物なのか、いつの時代に生きていたのか知りたいです。

 

化石について、詳しくご紹介します。

 

 

 

 

 

 

化石って骨じゃないの?長い期間を経て石になる!

「恐竜の化石が発見」というニュースがあると、恐竜の骨の形の化石をイメージしますよね。

 

ところが、これは「骨」の形をしていますが、「骨」ではありません。

 

骨は石灰質(カルシウム)でできていますが、骨ではないという事だったら、化石は何で出来ているのでしょう?

 

一体どういう事なのかというのは、化石の成り立ちからご紹介します。

 

例えば恐竜が死んだ時、その体が海底などに落ちていても時が経てば、砂や土がその上に積もっていき体はどんどん分解されて形がなくなって骨だけ残されます。

 

骨だけになってしまったところに、さらに土や砂がその上に積もってしまい、誰にも見つけられる事なく長期間埋もれたままになります。

 

その長い時間の間に骨の成分であるカルシウムが少しずつ石の成分に置き換えられていきます。

 

石は原子が規則的に並んで出来上がる鉱物から出来ていて、原子の結びつく力が強いために鉱物はとても硬くなります。

 

同じように骨に見えても、化石になると骨とは成分が違うのですね。

 

土や砂に埋まっていた骨など生き物の一部分が、長い時間の間に石に変化していったものが化石となります。

 

化石が埋もれている部分が、陸地に変化したり削れた時に、人に発見されることによって明らかになるのです。

 

 

 

化石は地層と関係ある?時代や生態が明らかになる!

生き物の身体や殻、足あとが地層の中に閉じ込められて、何千年〜数億年という長い時間を経て私たち人間に発見されて現れる化石。

 

化石には動物の死骸の他にもいくつか種類があります。

 

貝や骨、樹木などのように石(鉱物)になっているのは「体化石」、クラゲのように生き物の形だけが残されているようなものを「印象化石」と呼び、まとめて『遺体化石」と言います。

 

足あとや巣、糞など生き物の生活に関するものや、それが石(鉱物)になったものを『生痕化石』と言います。

 

遺体化石は、発見される生き物によって、その地層がいつ頃出来たかということがわかるものもあります。

 

こういった化石のことを「標準化石(示準化石)」と言います。

 

どのような生き物で地層の時代がわかるのかというと、代表的なものだと三葉虫(古生代)、フズリナ(古生代の後期)、アンモナイト(中生代)といった生き物たちです。

 

特にアンモナイトは進化の速度が早かったので、発掘された地層の時代を細かく特定する事ができるようです。

 

生痕化石は、生き物がその場所で生活していた事を伝える大切な資料となります。

 

このように化石は言葉を発しないけれども、発見される度に地層ができた時代や、当時の生き物の暮らしぶりを私たちに知らせてくれるのです。

 

 

 

化石のアンモナイトってどんな場所で見つかる?海だった所!

化石といえば、恐竜の骨以外には、ぐるぐると巻いた丸い形の貝殻が印象的なアンモナイトを連想するかもしれません。

 

ところでアンモナイトってどんな生き物なのでしょうか?

 

アンモナイトは軟体動物で、タコやイカ・オウムガイなどと同じ種類で、今も海で生存しているオウムガイは、アンモナイトと共通の祖先から成り立っています。

 

アンモナイトが生きていた時代は、約4億年(古生代デボン紀)〜6,600万年前(中生代白亜紀末)です。

 

ずいぶん長い間、アンモナイトは存在していたのですね。

 

生存していた時は世界中の海に分布していたようで、先ほどもご紹介したように地層の時代を示してくれる標準化石の一つでもあります。

 

この事から、化石のアンモナイトは、古生代から中生代の海があった地層から見つかるという事がわかりますね。

 

アンモナイトの大きさや形は多種多様ですが、表面に深く刻まれている縫合線が菊の葉の形に似ているから「菊石」と呼ばれていて、この縫合線は進化したアンモナイトの方がより深い模様を刻んでいたようです。

 

他には全体の見た目が似ているからアンモナイトは「かぼちゃ石」と呼ばれる事もあるそうで、面白いですね。

 

アンモナイトの呼び名がたくさんあるということは、それだけ親しまれているということなのでしょう。

 

 

 

まとめ

骨の化石は、長い時間を経て骨から石に変化していったという事がわかりましたね。

 

石と、骨の化石は見た目が似ているので見分けにくいのですが、骨にはもともと細かい穴が開いているので、調査する専門家はその細かい穴があるかどうかをみて判断しているようです。

 

化石を発見すると、発見された地層の時代がわかるというのは、なんとなくわかってはいたのですが、「標準化石」のように、時代をはっきり教えてくれる化石があるのですね。

 

その代表的なアンモナイトは、進化の速度が早い事から、細かく地層の時代を特定できるというのも興味深いです。