犬はどのくらい話がわかるの?犬の脳研究で発見と、犬が喜ぶ話題

このブログには広告が含まれます。

糖質制限ダイエットサプリ人気No.1!!

[IrwinNaturals]マキシマムストレングス3in1カーボブロッカー

f:id:mac-dou:20220305220917p:plain

犬の飼い主さんから、こんなことを聞いたことありませんか。

 

「ウチの子は絶対人間の言葉がわかってる。だってこの間も…」

 

面白い話だけど本当かしら、思い込みじゃないの?と思われた方も多いのではないでしょうか。

 

犬と話をするアプリなどもありますが、半信半疑ですよね。

 

ところが、最近の研究では、犬が言葉を理解していることが分かってきているのです。

 

動物と話ができるというまるでおとぎ話のなかのようなことが証明されてきています。

 

今日は、その最前線をお届けします。

 

犬を飼っている友人さんにも教えてあげてくださいね。

 

 

 

 

 

 

犬は人間の言葉がどのくらいわかるの?

まず知りたいことはこれではないでしょうか。

 

名前を呼ばれた犬が寄ってくることぐらいは誰でも知っています。

 

でもそれだけでは、言葉がわかるとは言いにくいですよね。

 

そんな疑問に答えるために、ダルハウジー大学(カナダ)でキャサリン・リーブ氏らは165頭の犬を用いて犬が何単語理解できるのか実験を行いました。

 

すると、犬によっては200単語以上理解しており、一番単語数の少ない個体でも15単語は理解していたそうです。

 

みなさんのご想像通り、名前や「おすわり」「まて」「いい子」などはほとんどの犬が理解していました。

 

私たちの体験からも納得がいく結果です。

 

でも、200単語とはずいぶん多いですね。

 

ちなみに、人間の二歳児の語彙数は300単語ぐらいといわれています。

 

また、ボーダーコリーなどの牧羊犬は、ほかの種類の犬に比べて理解している単語数が多い傾向があったそうです。

 

日本でも秋田犬や甲斐犬のように狩猟に使われる犬たちがいて、ご主人様との関係が密である上に、指示に対しても的確に反応します。

 

想像以上に単語数が多いような気がするので、ぜひこちらも調査してほしいですね。

 

飼い主との関係性の濃淡と理解している単語数に相関関係があったら非常に面白いと思います。

 

 

 

最近の犬の脳研究で驚くべき発見が!

2016年に米デューク大学で13匹の犬を使って脳の働きを記録する実験が行われました。

 

実験中、犬は寝ころんだ状態でヘッドホンをつけ、トレーナーの声を聴きます。

 

すると、犬の飼い主には当然の結果でしょうが、研究者にとっては驚くべき結果が得られたのです。

 

それは、犬が本当に言葉を理解しているということでした。

 

言葉を聞いた犬は脳の左側を使って言葉の意味を処理し、トーンやピッチは右側で処理していました。

 

なんとこれは人間の脳での処理の仕方と同じです。

 

この研究からわかったことは、犬が意味のある語がどのようなどのようなニュアンスで発話されているかを判断しているということで、意味ある語がニュートラルなトーンで発話された時と、励ますようなトーンで発話された時の犬の反応に違いがあることがわかったのです。

 

おそらく、犬が歴史的に長い時間をかけて飼いならされていく過程で身に着けた能力だそうです。

 

名前を呼んだら寄ってきた、では済まない能力ですよね。

 

好意をもって「いいこね」と言っているのか、上司の愛犬であるという理由でお愛想のつもりで「いいこね」と言っているのか、犬にはバレてしまっていた可能性が高いです!

 

心配になってきてしまいました。

 

 

 

では犬が喜ぶ話題ってあるの?

動物好きな方は犬や猫に対して赤ちゃん言葉を使いがちです。

 

でも、赤ちゃん言葉を喜ぶのは子犬だけだそうです。

 

こちらは2017年のリヨン大学での研究なのですが、甲高い赤ちゃん言葉に反応し吠えたり走り回ったりするのは子犬だけで、成犬は無視したそうです。

 

一方で、ウィーンのメサリ研究所のルートヴィヒ・フーバー氏とルクレツィア・ロナルド氏によれば、犬は単に嘘をついている人間と、持っている情報が間違っているせいで事実と違うことを言う人間に対するふるまいが違うそうです。

 

二つの箱のうち一つに食べ物を隠します(隠し担当)。

 

犬が見ていない環境で、別の人(コミュニケーター)がそれを見ていて、言葉と目くばせでどちらの箱にいいものが入っているか犬に示します。

 

次の段階では、

  1. コミュニケーターがいったん部屋を出たときに隠し担当が食べ物を別の箱に移動、
  2. コミュニケーターが同席する状態で隠し担当が食べ物を別の箱に移動

 

①の場合はコミュニケーターは知らずに間違った箱を示すことになりますし、②の場合では元の箱を示すことは嘘をつくことになります。

 

どちらの場合もたいがいの犬は食べ物の入っている箱に行くのですが、中には、食べ物が移動されるのを目撃していたのにも関わらず①の場合のコミュニケーターを信じる犬もいるそうです。

 

深いですね。

 

以上のことから、単に犬をあやすよりも、誠実に対応するほうが良いことがわかります。

 

犬に好かれる「話題」ではないかもしれませんが、犬に話しかけて好かれるためには正直さが大切そうですね。

 

 

 

まとめ

ウチの子は人間の言葉がよくわかるのよ、という飼い主さんの言葉が親ばか(?)というわけでもないことがよくわかりました。

 

考えてみれば、生き物の差異はDNAレベルで見れば微々たるもの、しかも哺乳類同士で長い間共に生きてきた人間と犬では、言葉が通じ合うことも不思議ではないのかもしれません。

 

人間と犬が自由に会話できる環境が発明されたら楽しいでしょうね。

 

いや、かえって面倒でしょうか。

 

仕事の愚痴、恋愛相談を飼い犬にしたところ、口外されちゃったらそれもいやですから。

 

言葉が通じつつも、不自由ではある、というのが案外素敵な関係なのかなと感じます。