琥珀はどこで取れる?でき方のご紹介!虫なしもある!

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飴のような色で透明な宝石、琥珀を実際に見たことはありますか?

 

実は様々な色の琥珀があって黄色やオレンジ色だけでなく白・青・黒など全部で250色くらいあるのだそうです。

 

そんな琥珀がたくさんとれる所を知っていますか?

 

連続朝ドラ「あまちゃん」で有名になった三陸地方の久慈でも琥珀がとれることで知られていますね。

 

琥珀は宝石ですが、どうやって作られるのでしょうか?

 

中には透明なだけじゃなくて何か入っているの?それは一体何でしょうか?

 

小さな琥珀の中にも生き物がたどってきた不思議がたくさん詰まっているようですよ…。

 

琥珀について詳しくご紹介します!

 

 

 

 

 

 

琥珀はどこで取れるの?世界中で!

 

 

 

琥珀の産地は、世界中どこにでもあるのですが、量・質共に揃っているのは、バルト海沿岸地域とドミニカ共和国です。

 

ポーランドのポモージェ県グダニスク沿岸と、ロシア連邦のカリーニングラード州の琥珀だけで世界の85%にもなります。

 

ポーランド・グダニスク市に世界の琥珀産業が80%も集中していて、毎年国際宝飾展「AMBERMART(琥珀をはじめとした宝飾品の展示会)」が開催されて、琥珀博物館もあるそうなので「琥珀の中心地」と呼んでもいい位ですね。

 

バルト海沿岸では、他にリトアニア共和国・ラトビア共和国などで琥珀が多く産出されて、沿岸を中心に琥珀の交易のために道が整備され、「琥珀の道(琥珀街道)」と呼ばれるようになります。

 

また、琥珀が多くとれるドミニカ共和国がある中央アメリカでは、メキシコ合衆国にも琥珀の産地があります。

 

ドミニカ産のはいわゆる「琥珀色」のような黄色やオレンジがかった色だけでなく、緑や青色の変わった珍しい琥珀もあって面白いです。

 

日本でも岩手県久慈市あたりで質の良い琥珀がとれるそうです。

 

日本国内では、他に福島県いわき市や千葉県銚子市も琥珀の産地があって、江戸時代には日本にも「琥珀の道」があったようで、久慈から栃木に向かって長野や岐阜を通って奈良にまで至っていたといわれています。

 

同じアジア地域では他に中国各地・ミャンマーで琥珀がとれます。

 

英語では琥珀を「Amber(アンバー)」と言います。

 

アンバーという言葉は古典アラビア語の「アンバール(海に漂うもの)」から成り立っていて、琥珀は嵐の後に海に打ち上げられた宝石であったという事からこのように呼ばれるようになったのです。

 

 

 

琥珀のでき方ってどうなっているの?植物からできる!

 

 

琥珀は宝石の一種ですが、真珠や珊瑚のように動物が由来のものや、鉱物である宝石の中では珍しく植物由来です。

 

植物由来ですが、鉱物と同じくらいの硬さがあるのが特徴です。

 

琥珀は広葉樹や針葉樹が土などに埋もれて、樹液が長年かけて熱や圧力で化学変化を起こした結果出来上がった「樹脂の化石」なのです。

 

琥珀が出来上がる過程で樹脂の中に他の植物や小さな虫が入り込んだものも多く存在していて、一つづつ違うものが入っていて、化石の資料としてとても貴重で価値があるんです。

 

琥珀ができるまでがどのくらい長い間なのかというと約数百万年から数千万年で、最古と言われる琥珀は石炭紀といって約3億年ほど前の時代にできたものです。

 

岩手県久慈市の琥珀は7,000万年位前のものがあって、千葉県銚子市で産出された琥珀に1億1千万年経ったものがあったという情報があるので、場所によって琥珀のできた時期は色々あるようですね。

 

実は琥珀には「真性琥珀」と「コーパル」に分けられます。

 

樹脂が半化石で「琥珀になる前」の数百万年以内のものは「コーパル」と呼ばれ、塊はひび割れなどができやすく真性琥珀とは違ってもろくて不安定な状態の物質です。

 

手に入れたのが琥珀だと思って持っていて、しばらくしたらひび割れてしまった場合は、コーパルであると言えますね。

 

 

 

琥珀の中に虫なしのものはあるの?あります!

 

 

琥珀といえば虫入りのものばかりなのかと思ってしまいますよね。

 

虫もそのまま触るとなると尻込みしてしまいますが、キラキラした琥珀の中に閉じ込められた虫ならキレイでちょっとしたアートのように眺めることができますね!

 

でも、樹脂に取り込まれるものは色々あって、虫だけでなくトカゲなどの小生物や、植物(葉など)や動物の毛や羽、古代の水や空気が入っている場合もあります。

 

意外と中に入っているものの種類が多いのに驚かされます。

 

中に入っているものの中には樹脂に閉じ込められた当時にしか存在しなかったものも多くあります。

 

そういった琥珀の性質から学術的な資料としても価値があるとされているのです。

 

琥珀に虫入りのものもありますが、樹脂の中に虫が入り込まなかったものも存在します。

 

また虫入りのものでも、さらに年月を経ることによって琥珀と虫が同化して透明になっていくこともあるので、虫入りではない透明な琥珀があったとしたら、それは琥珀の中でも特に時間が経った古いものである可能性もあります。

 

 

 

まとめ

 

 

透明に輝いている琥珀の中には、はるか昔の生き物や植物が詰まっていたのですね。

 

それにしても3億年前の琥珀もあるなんてすごいです。

 

世界中色々な場所でとれるというのも、樹脂の元になる木々が昔からあらゆる場所に生えていたということが想像できます。

 

個人的には年月が経った虫入りの琥珀は中の虫が透明になっていくという事がすごく驚いてしまいました。

 

人間の想像を超えるような長い年月が作り上げる琥珀は魅力がいっぱい詰まった宝石なのですね!