回転寿司でエンガワとして出されるアブラガレイってどんな魚?
エンガワとは、ヒラメやカレイの鰭(ひれ)に付いている、ヒレを動かすための薄い筋肉のこと。
そして、深海性のカレイの仲間でエンガワの部分が大きかったり、えんがわ以外にも非常に脂が乗っていたりするのが回転寿司でエンガワとして出されるアブラガレイです。
通常日本で獲られるヒラメやカレイは小型なので、1尾で寿司に換算して取れるエンガワは4貫分ほど。
しかしアブラガレイはそんな小型のヒラメやカレイとは違い、アラスカやカナダなどの寒い地方で獲られる大型のカレイ類なので大きさは平均1キロ以上。
ですから1尾で10貫分以上のエンガワが取れるのです。
また、漁獲量も日本のヒラメやカレイよりも多いため、回転寿司でも安価な値段で出回っているのです。
そして、アブラガレイは泳ぐときや砂へ潜るときに尾びれと左右のひれを動かすので、ひれの筋肉が発達しています。
だからコリコリした食感と脂がのった食感の両方が楽しめ、美味しいといわれているのです。
たしかに脂がのったジューシーな感覚とさっぱりした酢飯の感覚がばっちり合いますね。
最近ではそのままスーパーや魚屋さんでも売られており、さしみでも食べられるのだとか。
でも、普通のコリコリしたさしみよりは脂が多いので、そのまま食べるときは表面をバーナーで炙った方が適度に脂が落ちて食べやすいようですね。
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