サンゴ礁はどこにできる?なぜ重要なの?見れる場所はどこ?

サンゴ礁とは、サンゴ由来の石灰質のかたまりが、海面近くまで及ぶほどに積み重なった地形の呼び名です。

 

サンゴ礁を作りあげるサンゴのことを、造礁(ぞうしょう)サンゴといいます。

 

このサンゴ礁は、暖かい場所にあるイメージがありますが、どんな所にできるのでしょうか?

 

また、サンゴ礁ってなぜそんなに重要なのでしょうか?

 

海での役割がいくつかあるようですよ…。

 

見ることが出来るサンゴ礁スポットも知りたいですね〜。

 

そんなサンゴ礁について、ご紹介します。

 

 

 

 

 

 

サンゴ礁ってどこにできるの?暖かい海に!

サンゴ礁を造っている造礁サンゴが生きていくためには、体の中に住んでいる藻(共生藻)を光合成させる光が必要なので、光が届く浅い海にできます。

 

「浅い」というのはどのくらいの深さなのかというと、水深20〜30メートル位です。

 

海の水がとてもキレイで光が届く条件ならば、水深80メートル位の場所にもサンゴ礁ができるそうですよ。

 

水深以外にも条件があって、特に水温が25〜30度程度の暖かい海で育ちます。

 

赤道付近の暖流が西向きだということが影響していることから、太平洋・インド洋・大西洋それぞれの西側にサンゴ礁が多く存在しています。

 

18度くらいまでならサンゴ礁が作られるので、日本では、南西諸島などの暖かい島の周りだけでなく、対馬海峡より南側・房総半島より南側にもサンゴ礁があります。

 

サンゴ礁のタイプは3種類ほどあって、裾礁(きょしょう)、堡礁(ほしょう)、環礁(かんしょう)があります。

 

海岸のそばにできるサンゴ礁を裾礁と呼び、このタイプは日本では一番多いです。

 

島や大陸を囲むようにしてできるサンゴ礁を堡礁と呼び、とても有名な堡礁は、オーストラリアの大陸を囲んでいるグレートバリアリーフです。

 

サンゴ礁の輪の形のなかに島がないサンゴ礁を環礁と呼び、日本でも沖ノ鳥島がこのタイプです。

 

 

 

サンゴ礁はなぜ重要?主に4つの役割がある!

サンゴ礁がなぜ重要なのか?というのはいくつか理由があります。

 

それは、水産庁がサンゴ礁の働きとしてサイトに説明ページがあるのです、ご紹介します。

(参考:https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/tamenteki/kaisetu/moba/sango_genjou/)

 

サンゴ礁がなぜ重要なのか、その役割はどんなものかというと、

 

  1. 多様な生物を共存可能にする機能
  2. 防災機能
  3. 二酸化炭素の循環機能
  4. 保養・学習の場

 

主にこの4点です。

 

1番については、サンゴ礁の隙間が小さな生き物の隠れ場所に最適で、それを狙ってやって来る大きな生き物も多いです。

 

また、サンゴ礁の周りに砂浜やアマモ(水草の一種)の生える場所ができ、さまざまな環境の場が存在するので、それにふさわしい生き物が多く集まる事から多様な生物が共存しやすいという特徴があります。

 

その様子は、熱帯雨林に匹敵するほどの豊かな生態系なのだそうです。

 

2番の防災機能としては、サンゴ礁の内側(礁池・礁湖)は外側にある海と比べると、外礁(サンゴ礁の外側の部分)が大きな波を止める作用があり、天然の防波堤の役割をしています。

 

3番の循環機能はどんなものかというと、サンゴ礁を作っているサンゴ(動物)の体内に光合成を行う褐虫藻(植物・かっちゅうそう)が栄養と酸素を作ります。

 

また、サンゴ礁はカルシウムと二酸化炭素が結びついた炭酸カルシウムという物質からできていて、サンゴ礁は成長しながら二酸化炭素を固体に変えるという働きをしています。

 

4番の保養に関しては、サンゴ礁が観光資源として多くの人に親しまれていることでわかりますね。

 

サンゴ礁でのエコツーリズム(自然環境や文化を体験し学ぶこと)を通じて学習する機会を持つことができるのも大きな特徴です。

 

 

 

サンゴ礁を見れる場所はどこ?温暖な海に浮かぶ島で!

日本でサンゴ礁を見ることができるのは、沖縄が北限と言われていましたが、沖縄の琉球列島だけではなく小笠原諸島・壱岐諸島にもあります。

 

沖縄だけにしかないと思っていたので、他の場所でも見ることができるなんて、出かけたい場所が増えてしまいますね。

 

沖縄は、みなさんご存知のように、陸地は高温多湿で亜熱帯気候ですね。

 

小笠原諸島は、東京都の所属ではありますが、本州からかなり離れた離島で、緯度は沖縄諸島と同じくらいの位置にあります。

 

小笠原諸島のいくつかの島が点在する場所の気候は温帯(または亜熱帯)・熱帯で、海洋性気候でもあります。

 

また壱岐諸島があるところは、暖流の対馬海流が流れている影響で温暖な気候です。

 

日本でのサンゴ礁を見られる場所は温暖なこの3つの地域で見ることができます。

 

どの場所も、飛行機や船を使って長時間移動しなくてはたどり着けませんが、サンゴ礁の素晴らしい景色を一度は見てみたいものですね。

 

 

 

まとめ

サンゴ礁は、やはり温かい場所にできるということがわかりましたね。

 

また、サンゴ礁には形によって裾礁(きょしょう)、堡礁(ほしょう)、環礁(かんしょう)と、呼び方が違うということも知ることができました。

 

多様な生物を育てることができるという働き以外にも、防災や、観光資源、環境学習の場でもありいくつもの役割がある事からサンゴ礁は重要なものなのですね。

 

多くの生物が関わっているということは、サンゴ礁があるということそのものが環境の一つの指標になるようです。

 

これからもサンゴ礁が育つ環境の良い海であってくれると良いですね。