石油は元はなにから?何に使われる?いらなくなる?

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私たちの生活に欠かせない石油。

 

石油といえば、身近なものだとガソリンや灯油ですね!

 

ガソリンも灯油も独特の匂いがあってちょっと苦手に感じる人もいるかと思いますが、この石油は何からできているか知っていますか?

 

石油とひと口に言っても、さまざまな用途があって人々の生活のあらゆる場所で使われています。

 

1970年代のオイルショック以降、石油がなくなってしまうのではないかという懸念のもと、石油がなくても代わりになる燃料や、製品の開発が進められてきました。

 

石油の代わりになるものが増えたら石油はいらなくなる時が来るのでしょうか?

 

石油について詳しくご紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

石油って元はなにからできているの?生き物から!

 

 

石油は数千万年以上前のプランクトンなどの死骸が海や湖に沈殿して、長い時間をかけて変化したものです。

 

プランクトンとは海や湖に棲む、水流に逆らう程度の泳げる力を持たず、水中や水面を漂っている生き物の事です。

 

沈殿した層の上に砂や泥が重なっていき、層は「石油母岩」という石油のできる場所になります。

 

石油母岩にある生き物の死骸はバクテリアに分解され、その上地下の圧力や熱によって石油とガスと水に分かれていきます。

 

地下の圧力で石油とガスと水はどんどん上方に染み出していき、液体が漏れないような硬い岩盤の下まで到達したら、その岩の下に石油がたまっていきます。

 

染み出した石油は岩の下で地下水のように溜まっているではなく、岩の隙間に少しづつためられていて、このようなものを貯留岩と呼びます。

 

ただ単に海や湖の底にプランクトンが堆積していくだけで、どこでも石油ができるという訳ではないようですよ

 

地下で石油ができるためには地質構造にも条件があって、「背斜構造」という、真っ直ぐではなく凸型に曲がった構造の地層出ないと石油ができません。

 

この背斜構造の凸の上部分に石油がたまっていくのです。

 

今、中東でたくさん石油が採れるのは、かつてその辺りにテチス海という広くて浅い海が存在していて、石油ができやすい環境が揃っていたからだと考えられています。

 

 

 

石油は何に使われているの?多くの使い道が!

 

 

石油には様々な用途がありますが、飛行機や自動車など乗り物の動力の燃料・火力発電所やストーブなど熱の燃料・ペットボトルやタイヤなど製品の原料として使われています。

 

動力の燃料として船や飛行機にも使われていますが、一番使われているのは自動車です。

 

石油って採れたばかりの原油はガスや水分や異物こそは取り除かれてはいますが、黒いドロドロとした液体で、まだ何にも使うことはできません。

 

原油を製油所で加熱して、沸点別にLPガス・ガソリンやナフサ・ジェット燃料や灯油・軽油・重油や潤滑油、アスファルトなどに分けられていきます。

 

ガソリンやナフサだと35180℃、灯油は170250℃、道路を作る材料であるアスファルトでは350℃以上の温度で沸騰するそうです。

 

分けられていく時に出てくる水素や炭素も、石油製品として無駄なく使われます。

 

また、原油に含まれている硫黄は石油ではありませんが、硫黄を精製して別に使われる場合もあるそうです。

 

 

ナフサとは、プラスチック製品や合成繊維の元となるものですが、ナフサも化学物質の温度や反応がコンピューター制御されたナフサ分解工場で、分解炉を通って化学反応を起こしていくつかの化学物質に分けられます。

 

どんな化学物質なのかというと、エチレン・プロピレン・ブタジエン・ベンゼン・トルエン・キシレンなどです。

 

この化学物質から、プラスチック・合成繊維の原料・合成ゴム・塗料の原料・合成洗剤の原料・医薬品や肥料などが作られます。

 

 

 

 

石油はいらなくなるの?まだまだ課題が!

 

 

これだけ私たちの生活に欠かせない石油ですが、これまでに何回か石油が入手できない危機を乗り越えてきていて、まず初めに起こった危機とは19731974年の第一次オイルショックです。

 

中東からの石油供給に頼り切っていた先進国は、どこも大混乱となり、日本も同じような状況となりました。

 

そんな事があってから、石油を安定的に供給するために石油備蓄する事を決め、初めは1974年度に民間が備蓄を始め、その後民間備蓄法が制定され、1978年には国家備蓄も始めました。

 

1979年に石油を効率的に利用する「省エネ法」、1980年には石油に変わるエネルギーを開発する事などを促進する「代エネ法」が制定され、太陽光発電・地熱・石炭液化技術・水素エネルギー・バイオマスなどが注目されるようになります。

 

地球温暖化の問題で、ますますCO2を排出する石油に頼らないようにしようという動きが活発になっていきます。

 

こうやって「石油離れ」が進んでいるように見えますが、本当に石油がいらなくなる生活は実現するのでしょうか?

 

東日本大地震の影響で、石油を使わない原子力発電所での発電が激減した為に、それに代わって稼働しているのは石油を使う火力発電所です。

 

石油を多く使用して動いている自動車ではエコカーの使用が推進されていますが、例えば電気自動車は、火力発電所からの電力を使うのならば間接的に石油を使用していることになってしまい、使う電力によっては石油が必要になるのです。

 

石油がいらなくなる生活はまだまだこれから実現への課題がありそうですね。

 

 

 

まとめ

 

 

石油は海や湖の条件が揃った場所で生き物の死骸が積もって、長い時間を経て出来上がるのですね。

 

ドロドロの原油からは想像できないくらい、石油は様々な製品に使われていて、ガソリンやプラスチック製品だけでなく、化粧品や洗剤などにも使われているんですよね。

 

石油に頼らないでも生活できるように様々な取り組みがされていますが、まだまだ課題が多いようなので、これからも石油の使い方や、新しいエネルギーについて注目していきたいです。