海底火山の噴火の世界遺産て?津波は起きないの?世界にどれくらい?

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海底火山の噴火でできた世界遺産があります、それはアイスランドにあるスルツェイという島。

 

1963年という比較的最近に生まれた無人島で、2008年に世界遺産に登録されたんですよ。

 

大きな島ができてしまうくらいのパワーを持っている海底火山の噴火ですが、それだけ大きい衝撃があるということは、海底火山で津波が起きてもおかしくないですよね。

 

事実火山津波という言葉が存在しており、実際の津波と同じく人類にとって大きな脅威となっています。

 

海底火山の噴火は現在世界全体を見てみると、日本で起きたものが記憶に新しいですよね。

 

そんな海底火山の噴火について、詳しくご紹介していきましょう。

 

 

 

 

 

 

海底火山の噴火でできた世界遺産

 

 

海底火山の噴火でできた世界遺産として有名なのが、アイスランドにあるスルツェイという無人島です。

 

1963年に海底火山の噴火で生まれた、意外と最近できた島で、2008年にユネスコの自然遺産として世界遺産に登録されました。

 

3年ほど続いた噴火の過程でできた2.8平方キロメートルの小さい島で、7割の大地が火山灰でできているんですって。

 

無人島として生まれたこの大地に自然と植物が生まれ、1970年頃にはかもめ類が沢山来るようになりました。

 

そうすると大地に変化が生まれます、肥料として動物のフンを使うことがあるように、かもめのフンだらけになった島は大地が潤い、栄養たっぷりの土に変化していったんです!これってすごいことですよね。

 

そうして様々な植物が育つようになり、更には1983年頃にはアザラシたちも島に立ち寄るようになりました。

 

更に雨や風などで流れてきた生き物などを含め、島には今様々な生き物たちが住むようになり、毎年どんどんその種類を増やしているということです。

 

そんなわけでスルツェイは生物学的に希少な土地という意味も込め、自然遺産としてユネスコに世界遺産として登録されているのです。

 

スルツェイの語源は「スルトの島」、スルトとは北欧神話に出てくる巨人たちの名前であり、直訳すると巨人の島という意味になります。

 

 

 

海底火山の噴火で津波は起きる?

 

 

海底火山の噴火でも、もちろん津波は起きます、津波の発生原因の5パーセントであるため、かなり少ない割合ではありますが、海底火山噴火が多い日本近海では侮れない数字と言えるでしょう。

 

そのメカニズムは、海底火山が噴火すると、出てきた噴出物によって海水が大きく動いたり、マグマの水蒸気爆発の衝撃によって津波が発生します。

 

これを火山津波(または火山性津波)と言い、津波発生の原因が地震でない津波の一種とされているんです。

 

やはり地震のように前もってある程度の予測ができないこと、噴火のタイミングが一定ではないこと、噴出物の観測が難しいことなどから、他の津波に比べると波の到達時間に警報などを出すことが難しいと言われています。

 

つまり予測等が非常に難しいため、津波が来ること自体、予測することが難しいため、突然の津波にどう対応すれば良いのかが課題になっているということですね。

 

事実歴史的な火山津波によって、わかっている被害で1888年パプアニューギニアのリッター島の火山津波で死亡者が3000人ほど出ていることがわかっており、ちょっとした津波では片付けられないほど大規模な波が襲ってくることもあります。

 

原因や規模が見えないものだからこそ危険な面が強いものであることがわかります。

 

 

 

海底火山の噴火は世界で起きている?

 

 

海底火山の噴火は、海底火山が続いているプレートの上で、世界中で起きています。

 

中でも太平洋ではその数は非常に多く、小さい島の中には海底火山の噴火で生まれた島も少なくありません。

 

日本では伊豆諸島、同じプレート内であればハワイ諸島など、様々な島を確認することができます。

 

共通点としては地震が多い地域に海底火山も多く、地震がよく起きる国や地域の海底には必ずと行っていいほど海底火山があることがわかっています。

 

実はマグマが出る口が水面まで上がってくるのは稀であり、海中では日々海底火山の活動が行われてると言います。

 

もちろん、これらは自然と折り合いがついており、私達に被害が及ぶほどの活動ではないことが多いのが通常です。

 

緩やかな活動が多く、知らないうちに活動が起こり、知らないうちに収まるということも数多くあるのです。

 

そのため海底火山の噴火が世界中で起きていることは確かではありますが、怖がる必要は殆どないと考えて問題ありません。

 

特徴としてはサンゴ礁が沢山ある火山島の辺りにあることも多く、玄武岩でできていることも多いとのこと。

 

素人目の判別は難しいものですが、覚えておくとここは海底火山の噴火があったところかも、という目安になります。

 

 

 

まとめ

 

 

海底火山の噴火で世界遺産になっているのはスルツェイという島です、ここは1963年に海底火山の噴火で生まれた島で、2008年に世界遺産に登録されています。

 

というのは海底火山でできた島に訪れるかもめたちのフンで土壌が豊かになり、様々な植物や動物を確認することが可能になった島で、生物学的に非常に貴重な島でもあることが確認されたから。

 

確かになにもないところからここまでに島が成長するのは、遺産として取っておきたい記念品です。

 

しかし一方では海底火山の津波の被害など、海底火山を楽観視していられない部分もあります。

 

どのようにこれから自然と共生を続けていくか、それは人類の知恵や科学力の進歩などにかかっていると言っても過言ではないでしょう。