ビジュアル言語の特徴と意味ってどんなもの？デメリットも知りたい！

f:id:mac-dou:20210617204437p:plain

ビジュアル言語とは、自分で細かなソースコードと言われるコンピューターの言語を書かずにプログラムを作ることができるため、子供やプログラムがわからない初心者でもプログラムが作れるという特徴があります。

ビジュアル言語の意味は名前の通り、絵やアイコンと言った簡易なイラストや選択肢から、コンピューター言語（プログラム）を作ることができるという意味から来ており、現在は主に教育の場で大きな意味を持っているんです。

しかしそんなビジュアル言語にも欠点があり、他のプログラムに移行して更にプログラムを書き換えることができず、また使いたいコードを探しにくいというデメリットも数多くあります。

そんな中でビジュアル言語と上手に付き合っていくにはどうしたら良いかなどについてご紹介していきます。

ビジュアル言語の特徴とは、プログラム言語といわれるコンピューターをプログラムで動かす時のコードを、絵やアイコンにして簡単にプログラムを作ることができるようにしたものを言います。

プログラム言語はプログラムコードと言われるコードを1つずつ英語で入力していく必要があるのですが、これはさすがに子供にプログラムを学ばせるときに教えるには難しいですよね。

そこで「上に動く」「下に動く」などの動作指示や画面の変換などの細かい指示をあらかじめ作っておき、ビジュアル（ここではイラストやボタンなど）をクリックするだけでプログラムを作ることができるようにしたもののことを「ビジュアル言語」といいます。

基本的にこのビジュアル言語は、専門のアプリやダウンロードソフト限定で使えるものであり、3つのタイプがあります。

それはテキストを並べて組み合わせていくブロックタイプ、選択肢によってどうなっていくかを作っていくフロータイプ、そしてその他そのソフト独自のルールでプログラムを組み合わせていく独自ルールタイプと言われるものです。

どのタイプの場合も適正の年齢があるため、ある程度このソフトで理解したら、こちらのソフトに移行するなどの柔軟性が必要となります。

ビジュアル言語は言葉の通り、プログラムでやってみたいことを選んで組み合わせるだけで作れるように、あらかじめプログラム言語をわかりやすく絵やアイコンなどに置き換えられているものです。

一見意味がないように感じられますが、これらは近年の小学生でのコンピューターのプログラミングの授業や、初心者のプログラミング教育用に使われるために存在します。

しかし最近では子供の教育だけでなく、コードを書ける人がいなくても、初心者などが簡単にプログラミングをすることができるということで、企業などからの需要も徐々に高まっているんです。

他のメリットとしては、あらかじめ簡単なコードがプロの手で入力されているため、バグが起きることも少ないと言います。

つまりビジュアル言語は低学年からの教育だけでなく、現在ではバグや間違いが少なくすむ、自社向けの開発ソフトとしても大きな意味を持ち始めているんです。

また導入ソフトのコスト以外に、テキストを購入する必要が殆どないため、必要な資金が通常のプログラマーを雇うよりも安く済むという、会社にとっては大きいメリットも持っています。

現代社会においてビジュアル言語が存在する意味は、年々大きくわかりやすく、かつ低コストという最大の魅力がある事がわかります。

一見様々なメリットがあるように見えるビジュアル言語なのですが、言うまでもなくデメリットもいくつかあります。

まずは何よりもプログラミング言語や、特定のビジュアル言語ソフト以外との互換性が無いという、最大のデメリットがあります。

通常のプログラミング言語の場合はコンピューターに言語を書いてから、指定するプログラミングの拡張子で保存すれば、どのコンピューターでも基本的にコピーペーストをすることができます。

しかしビジュアル言語は絵やアイコンなどを使い、特定のソフトで作られるプログラムですから、文字だけを使っているプログラミング言語とは互換性がありません。

当然ながら特定の使用ソフト以外のビジュアル言語ソフトとも互換性が無いため、ほぼ自社や自分の家、教育の場以外の場所で使用することができないのは言うまでもありません。

2つ目のデメリットにはプログラムの修正に時間がとにかくかかってしまい、コード入力であれば数文字変えるだけですむコードも、ある程度手順を戻って修正しなければならないという欠点があります。

これは教育の場でゆっくり直していくのであれば問題がないのですが、ビジネスの場などで使用する場合には致命的な欠点になってしまいますね。

最後に使用したいコードを探すのに手間がかかることが挙げられます。

したいことは決まっているのに、目的のコードを探すのに時間がかかってしまうため、なかなか作業が先に進まないということも少なくありません。

この様にビジュアル言語にも難点がいくつかあるため、実際にコードを書くほうが合っているのか、ビジュアル言語を使っていくほうがいいのか、慎重に検討する必要があります。

ビジュアル言語の特徴は、図やアイコンなどですでにコンピューター言語が組めるようになっているため、低年齢からのプログラミング授業や、初心者がプログラム触れる時のきっかけとして使用できるということです。

低コスト、簡単、バグが少ないなどのメリットも多いのですが、当然デメリットとして互換性の問題や、本格的なプログラムを作るにあたってコードが探しにくいという部分も否めません。

そのため、実際にプログラミング言語がある程度作れる人であれば、直接作ったほうが早いということも少なくなく、プログラミング言語とビジュアル言語のどちらを使用していくのかは、現場で必要とされている状況次第であるという面が強いのです。