眠っている間に目的地に到着することができる、便利な夜行バス。
みなさんは利用したことがありますか?
夜行バスといえば、学生時代のスキー旅行からの帰りが夜行バスでした。
深夜から移動して到着が早朝で、バスターミナルに着いた時はまるでスキーの夢から覚めたばかりのような不思議な感覚でした。
遠方のテーマパークに出かける時や、仕事での移動に利用したことのある人もいるでしょう。
夜行バスではどんな場所に座ると快適に過ごせるのでしょうか?
また、夜だからと眠るだけでなく、非日常的な空間で過ごすための楽しみ方も知りたいですね。
夜行バスについて、詳しくご紹介します。
夜行バスって一番後ろに座るのがいいの?用途別に選ぶのが良い!
バスの、どの座席に座ると快適か?というのは、いろんな意見があるのですが、座席に座る人の「感じ方」が快適度となるので、実はどこにも正解はありません。
1台のバスに40席前後の座席があるので、乗車する用途に合わせて席を選ぶのが良いようです。
それぞれの座席のメリット・デメリットをご紹介します。
前の方の座席のメリットは出入りしやすい事や、運転手と距離が近いという安心感や、乗り物酔いしにくい事です。
実は乗り物酔いは、どの場所でもそれほど変化はないそうなのですが、酔いやすい人にとっては前方の座席は安心を感じる場所のようです。
デメリットは、スペースが狭かったり他の乗客の出入りでくつろげない事や、空調が苦手な人にとってはエアコンがききすぎて快適ではないという事です。
では後ろの方の座席はどうでしょうか?
メリットは、人の出入りが少なく落ち着いて過ごすことができ、カーブでの左右の動きが小さく安定していることです。
さらに、一番後ろだと後方には座席がないので、後ろに気兼ねなく椅子を倒して楽な姿勢を取ることができます。
デメリットは、周りが静かなので、音を立てないように気遣わなくてはいけなかったり、運転手との距離が遠い分コミュニケーションが取りづらいという事です。
窓側と通路側でも乗り心地が変わってきます。
窓側だと、乗車中ずっと落ち着いて席にいることができるけれども、トイレなどで出入りする時に通路側の人に気兼ねしてしまいます。
通路側だと、通路のスペースがある分足を伸ばしやすい事や出入りがしやすいけれども、窓側の人の動向が気になって落ち着けません。
より快適と感じる座席を選ぶことができると良いですね。
夜行バスに三列独立シートっていうのがあるの?ゆったり過ごせます!
一昔前の夜行バスだと横並びに2列×2の4列シートばかりでしたが、現在では、先ほどの座席でご紹介したデメリットの中にあった「他の乗客に気兼ねする」「スペースが狭い」という点を解決してくれる三列独立シートの夜行バスがあるのです。
三列仕様のバスは1列+座席のつながった2列のタイプ・1列+少し離れて配置されている2列のタイプもあるのですが、三列独立シートは、1列×3の配置で隣の人との距離が離れていて、しかも前後にも余裕を持たせてあるので、ゆったりと過ごせますよ。
遮光カーテンが座席をぐるりと囲んで閉める事ができる夜行バスもあるので、まるで個室で移動しているかのようです。
このタイプの夜行バスは、リクライニングシートを倒しやすく、座る体制も自由に変える事ができるので、長時間バスに乗っていても疲れにくく、従来の夜行バスで眠れなかった人も自然に寝ることができたという感想もありました。
4列シートの夜行バスと比べると3列独立シートは少し運賃が高いのですが、ゆったり乗ることができるというのは嬉しいですね。
夜行バスでの楽しみ方は?眠ってもいいし起きていてもいい!
夜行バスでは、深夜移動だから眠るだけでいいと考える人もいますよね。
もちろん、しっかり睡眠を取って次の日以降の予定に備えることも大切です。
そんな時にぜひ持っていきたいグッズがあります。
それは、イヤホンや耳栓、アイマスク、ネックピローです。
自分だけが乗車するのではないから、他の人の出入りや物音は避けられないので耳栓やアイマスクでのシャットアウトが役に立つでしょう。
ネックピローを使うことで、シートでの寝心地は随分と良くなります。
服装は、ゆったりとした服が過ごしやすいので、到着先でスーツを着る予定があるならば、夜行バスを降りてしまってからスーツに着替える事を考えておいた方が良いかもしれません。
じっとしている状態で過ごすので、ブランケットが用意されている場合でも冷え対策に上着を持っていくといいですね!
しっかり寝ようと思っても自宅の寝室とは勝手が違うので、眠れない事があります。
そんな時は、スマートフォンやタブレットで音楽を聴くのはいかがですか?
できるだけ音漏れのしにくいイヤホンで聴いたり、スマートフォンやタブレットの画面の光に配慮しなくてはいけないですが、自分の世界に浸れてリラックスできます。
コンセントや自由に使えるWi-Fiが付いている夜行バスならば、動画鑑賞・映画鑑賞もオススメします。
まだ早い時間や、深夜でも起きている場合のサービスエリアでの休憩時間には、外に出てストレッチをすると体がスッキリしますよ。
車内は乾燥するので、飲み物やハンドクリーム、リップクリームもお忘れなく!
まとめ
みなさんは、夜行バスでどの場所で座るのが良いと思いましたか?
やっぱり一番後ろにも座ってみたいですね〜。
今までの経験から「窓際の方がいいかな」と思っていたのですが、出入りがしやすいことを考えて通路側にも座ってみようかな?と考えています。
それにしても、3列独立シートはどんな乗り心地になるのでしょうか、すごく興味があります!
本当は目的地で何をするかという事の方が大切なのですが、夜行バスでの過ごし方・楽しみ方をどうしようかと考えたら、ワクワクが止まらなくなってしまいました。
夜行バスで、快適な移動ができると良いですね。