みかんとオレンジの違いは?栄養や英語の違いについて調査!
柑橘系の果物にはレモンやポンカン、金柑など様々なものがありますよね、そこで気になるのがオレンジです。
なんとなくみかんより堅いイメージはあるのですが、実際にはそれ以外の差があるとは思えませんよね。
実はみかんとオレンジは全く別物の果物だって知ってましたか?同じ柑橘類ではあるのですが、種類が別々なんですって。
簡単にいうとみかんは日本産、オレンジはアメリカ産と出生国も違うのですが、更に厳密には細かい部分も色々違うんですよ。
みかんとオレンジの違いを、ここでは栄養や英語、アレルギーの観点からどう違うものなのかをご紹介しちゃいます!
みかんとオレンジの違い・栄養面は?
みかんとオレンジの栄養の差はほとんどないのですが、みかんのほうが抗酸化作用が強く、風邪などに強いという結果が出ています。
差がそこまでないのであれば問題ないのですが、その差はなんと約10倍!侮れない数値となっています。
また温州みかんにだけ「シネフィリン」という、体脂肪を分解して食欲を抑える働きを持っているんですって。
旬である冬はやはり代謝が落ちていますので、みかんを食べたほうが良いということがよくわかりますよね。
しかしオレンジもそれ以外は負けていませんので、オレンジかみかんは好みで選んでもそこまで問題はないんです。
しかもオレンジにもみかんにも、筋や袋の中に希少な栄養素「ヘスペリジン」という、血管を強めてくれる栄養素がありますよ。
若干みかんのほうが優勢ではありますが、オレンジにも重要な栄養素が負けないくらいたっぷりと、特にビタミン類は同じくらい含まれています。
そのため栄養を取ろうと思った時は、完全に好みで決めてしまって問題ないということになりますよね。
選ぶための決め手としてはビタミンCだけ見ればオレンジが、抗酸化作用はみかんが若干優勢でしょうか、違うものではありますが栄養素も似た物質が含まれているんですね。
みかんとオレンジの違い・英語での呼び方も違う?
みかんとオレンジが違うものだということがわかった、ということは、英語でみかんは「オレンジ」とは言わないということもわかりますよね。
全く別の果物なのですから、名前が違うのはちっとも不思議ではありませんが、じゃあ一体英語でみかんは何というのでしょうか。
結論から言うとみかんはマンダリン(Mandarin)、もしくは一部で「サツマ」や「ミカン」で通じる地域もある、ということです。
が、みかんやオレンジの英語での呼び方は、産地で全く違った言葉になることがわかっています。
中国産のものは「マンダリン」インドのアッサム地方で作られ、世界中に広まりました、名前の由来は当時の中国高官が来ていた服の色であるとか、彼らが贈り物にマンダリンを献上していたからなどがあります。
北米や南アメリカのものは「タンジェリン」デコポンやポンカンの仲間で、オレンジとは違い剥きやすいのが特徴です。
昔にモロッコ人を指す言葉だった「タンジール」が由来とされているんですって。
で、なぜ日本産のみかんはマンダリンなのか、それは日本と中国のみかんの関係が理由なんです。
温州みかんは元々中国のものだったのですが、中国から日本に持ち帰ったみかんの木が甘い実をつけたことから栽培が始まりまったからです。
まとめ
みかんとオレンジの違いは、そもそも種類が全く別の柑橘類であることが挙げられます。
栄養素の面では多少得意分野が異なりますがあまり差はないため、お好みの方を選んで食べても問題ありません。
英語での呼び方は産地によって異なりますが、みかんは元々中国出身なので、中国産ミカンとおなじように、みかんはマンダリンと呼ばれることがほとんどです。
ただし地域によってはミカンでも通じることがありますよ。
全く違った存在ですが似ている存在でもあるみかんとオレンジ、お好みの方を食べましょう!