猛暑で体温上昇する?外出を控える?それとも涼しい服装?
夏になると「暑いですね!」という言葉が挨拶がわりになるほどの猛暑が続きますね。
この猛暑で、普段は人間の身体は一定の体温を保とうとする働きがあるのですが、体温が上昇して「熱中症」になってしまうことがあります。
熱中症は、よく耳にする症状ですが、進行してしまうと深刻な状態なってしまうので、改めて対策を知りたいですね。
最近は、猛暑対策で暑さに関する指標ができたようなのでお知らせします。
猛暑には、涼しい服装が良いそうなのでどんな素材や形が良いのか調べてみました。
猛暑での気になることについて、詳しくご紹介します。
猛暑で体温が上昇すると?熱中症にご注意!
暑い時に汗をかくと、爽快だと感じることがありますよね?
人の体は、気温が高くなって体温が上がったら汗を出すことによって汗が蒸発し、体温を下げようとする働きが備わっています。
体温が上がったとしても、体温が外に逃げる事で体温調節が行われているのです。
自然に行われるこの体温調節は、異常に気温が高い猛暑のような極端な状況では上手く機能しなくなることがあります。
気温が高い場合以外にも、湿度が高い・風が弱い・激しい運動などが原因で体温調節が上手くいかずに、体の中に熱が溜まった状態に陥ってしまうことがあるんです。
この状態が「熱中症」と呼びます。
熱中症は外だけでなく、室内でも起こります。
熱中症になると、けいれんや失神など、病院での手当てが必要な症状になってしまうので、注意が必要です。
このような危険を回避するためにも、涼しい服装に着替えたり、日傘や帽子、日陰を利用して強い日差しをシャットアウトし、適度な水分や塩分を補給することが大切です。
熱中症を防ぐためには、無理をしないこと、室内でも温度測定をすること、体調の悪い時は注意することに気をつけましょう!
猛暑では外出控える?WBGT値を参考にしよう!
熱中症を予防する為にも、猛暑の時は外出を控えた方が良いでしょう。
どうしても外出しなくてはいけない時は厚生労働省サイトに適切な対策として「日傘や帽子を着用」「日陰を利用、こまめな休憩」「天気の良い日は、日中の外出をできるだけ控える」という行動が、あがっています。
(引用:厚生労働省熱中症予防のための情報・資料サイト
日傘や木陰などで日差しを遮ったり、休憩を多めに取るのがポイントですね。
また、天気の良い日の日中の外出を厚生労働省からも控えるように、と書かれているので、やはり猛暑での外出は身の安全を守るために考え直した方がいいのですね…。
また、環境省熱中症予防情報サイトに、熱中症にかかりやすい度合いを示す「WBGT値(暑さ指数)」が掲載されています。
このWBGT値とは、気温・湿度・日差しから来る熱などを総合的にみた指標の事です。
これは、「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階で示されていて、労働環境や運動環境の指針として規格化されています。
環境省と気象庁では、WBGT値から熱中症の危険性が特に高いと予測される時に「熱中症警戒アラート」という注意喚起情報を発表しています。
熱中症警戒アラートが発表された時には、外出を控えたり、室内の温度を快適に保つためにエアコンを使うなどの必要があります。
天気予報と合わせて、公的なところからの暑さに関しての情報をしっかりチェックしながら、猛暑での外出を検討できると良いですね。
ただ、熱中症は、5月頃から多く発生しているので、猛暑と言われる季節になる前から、気温が急に高くなる予報が出る初夏にも気をつけたほうが良さそうです。
猛暑で涼しい服装ってどんなもの?風通しの良い服!
猛暑でも涼しく過ごしたい、そんな時は風通しの良い服が良いでしょう。
風通しの良い服とは、体にピッタリフィットするものよりは、裾や袖が広がっているデザインの服などの事です。
裾や袖がふんわりしたワンピースや、ゆったりとした形のTシャツは風通しが良いですね。
猛暑時に店頭に並んでいる服をよくみてみると、この様なデザインのものをよく見かけます。
これだけ暑い時には、服の色にも気をつけてみると涼しいので、熱を吸収する黒い服よりは、白やベージュといった淡い色を選ぶと良いでしょう。
また、服の素材もさまざまなので、吸収性・通気性・発散性などのある素材に注目です。
どんな素材があるかというと、リネン(通気性や吸水性)・コットン(着心地や肌触り)・レーヨン(滑らかで軽い)が代表的な素材です。
最近よく出回っている速乾性素材といえば、ポリエステルです。
この素材の服は、繊維の中に水が入り込まないで、水分率が0に近いという特性から水や汗がポリエステル生地に触れたらすぐに拡散して蒸発する働きをします。
そのため速乾性素材ではサラサラとした心地よさを感じることができるのだそうです。
猛暑の中でもサラッと風通しの良い服を着ることで、少しでも涼しく過ごせると良いですね。
まとめ
猛暑の中での熱中症については、いつも注意をしておいた方が良さそうですね。
「WBGT値(暑さ指数)」も、チェックしたい指標ということがわかりました。
室内でも温度を測って、エアコンで快適に保ちたいものです。
どうしても必要な外出の際には帽子や日傘で日を遮ることも大事ですね。
日陰は入っただけで涼しさを感じることができるので、猛暑の中では本当にありがたいと思ってしまいます。
日差しを遮る事だけでなく、涼しい服装にも気をつかってみるのが良いでしょう。
あなたはどんな涼しい服装にしますか?
猛暑でも、元気に過ごしたいものですね。