紀平梨花の高校は通信?コーチ変更理由と演技構成も!
フィギュアスケート女子の紀平梨花選手といえば、全日本選手権2連覇を達成し、女子として安藤美姫選手に次いで2番目に4回転ジャンプに成功したことで知られていますね。
スポーツニュースでも、逆立ちで自在に移動できるほどの紀平梨花選手の驚きの身体能力が紹介されていて、安定したスケート技術は誰よりも素晴らしい選手なんです。
通信制高校に所属しながらも競技生活を続け、今では早稲田大学のeスクール(通信教育課程)に進学しています。
まさに文武両道でがんばる紀平梨花選手の強い信念は、「深イイ話」に取り上げられた程です。
そんな紀平梨花選手についての知らなかった!について詳しくご紹介していきましょう。
紀平梨花の高校は通信?他のスポーツ選手も!
紀平梨花選手は通信制高校の所属ということだったけれど、どこの学校だったのでしょうか?
紀平選手が所属していた高校はN高校です。
この高校は2016年、KADOKAWAとドワンゴがインターネットと通信制高校の制度を組み合わせて創立されました。
ネットコース、通学コース、通学プログラミングスクール、そして2021年からは新たにインターネットとICTを活用するS高校も設立され、オンライン通学コースもできました。
通学コース以外は学校に行く日数が少ないので、紀平選手のように試合の遠征で登校できないなんて場合でも柔軟に対応できるので、出席日数が足りているか指折り数えたりせずに安心して勉強に取り組むことができます。
高校在学当時の紀平選手も勉強するのは「車での移動時間とか、少し早く家に帰ってきた時や夜寝る前ですね。全然できていなかった時は朝もやったりします」と話していたので、スケートと学業を上手に両立できていた様子です。
紀平選手だけでなく、フィギュアの川畑和愛選手、e-sportsの相原翼選手ら他のスポーツ選手もN高校に在籍していたようです。
通学日数が少なくても制服があり、任意で購入なので学ぶ人によって制服でも私服でも自由に選択できます。
紀平選手も制服を着用している画像があるんですが、紺色で白のパイピングのジャケットで、紺色と白のチェックのプリーツスカート、襟元はピンクのリボンでかわいいんですよね〜。
2021年3月31日、紀平選手は高校在学中に全日本選手権と4大陸選手権を連覇など素晴らしい成果を残した結果、特別表彰を受けてN高校を卒業しました。
紀平選手のように、通信制の高校で勉強しスポーツなどを両立してがんばる学生が増えるかもしれませんね。
紀平梨花コーチの変更理由は?やっと叶った!
実は紀平梨花選手がブライアン・オーサー氏に師事するニュースは2020年6月にもあったのです。
その時は濱田美栄氏がメインコーチでオーサー氏が第2コーチというプランで進められていたのですが、世界情勢のためオーサー氏のいるカナダに紀平選手が行くことが叶わなかったのです。
2020年は、紀平梨花選手はカナダには行けなかったのですが、スイスでステファン・ランビエール氏に師事することができたので、日本では濱田コーチに教えてもらいながらスケート技術の向上に努めて来ました。
コーチを変更してカナダに行くことは不可能かと思われていたのですが、一転してそれが叶った今、紀平選手が何を目標に練習を重ねていくのでしょうか?
現在世界の女子シングルでは、高難度のジャンプを飛んで好成績を残しているのはロシア選手ばかりです。
そんな中で紀平選手は得意なトリプルアクセルと、2020年の全日本選手権で成功させた4回転サルコウ(注:国際スケート連盟・非公認)を武器に彼女達と対等に戦うことができる数少ない選手です。
来る2022年は、北京オリンピック(冬季五輪)の年です。
今までのコーチから変更してオーサー氏と共にカナダ・トロントのクリケットクラブで練習を積み上げ、優れたスケーティングをさらに向上して北京で勝負しよう!という紀平選手の強い決意を感じました。
紀平梨花の演技構成は?評価が難しい!
これからの紀平梨花選手の演技構成には、得意のトリプルアクセル3回転半と、国際スケート連盟の非公認ではあるけれども2020年全日本選手権で成功した4回転サルコウを取り入れるのではないかと期待されます。
4回転サルコウは、2020年12月の全日本選手権で成功して優勝したものの、2021年3月の世界選手権フリーでは4回転サルコウを回避しトリプルアクセル3回転半を2回にしました。
でもそのトリプルアクセルでの前半の転倒、回転不足が影響したのか9位、SPでは2位でしたが総合順位が7位となってしまったので今後どのような演技構成になるのか注目されるでしょう。
フィギュアの総得点は、技術点と演技構成点の合計です。
この演技構成点は、5つの要素(技術・要素のつなぎ・演技・構成・音楽の解釈)を点数化するのですが審査員それぞれに評価が違うので、安定した評価を出しにくいです。
そもそも音楽の解釈とは、人それぞれ違うので点数化が難しいです。
また、最近のフィギュアスケートの採点方法だとジャンプの難易度だけでなく「出来栄え点」という-5~5点まで10点の幅がある評価が付くので、せっかく難易度の高いジャンプ(=得点も高く付くジャンプ)に挑戦したとしてもそれが成功しなかった場合には減点になってしまうというリスクがあるので、そこも心配なところです。
フィギュアスケートの宇野昌磨選手は、紀平選手のスケートを「僕は一つひとつのポーズが雰囲気だが、紀平さんは一つひとつのポーズを写真で撮ってもきれい」と絶賛している事からわかるように紀平選手はただジャンプを飛んで繋げているだけでなく演技の隅々まで心を砕いて滑っているので、とても美しいスケーティングなんです!
そんな紀平梨花選手の演技をしっかり評価してもらいたいですね。
まとめ
紀平梨花選手は、トップであり続けるための人間性を養うこと、という強い信念のもと、日々勉強やスケートの練習に取り組んでいるのだと「深イイ話」で紹介されていました。
思い通りにカナダに行けなかった時期でも、日本やスイスで練習を続けて、全日本選手権で4回転サルコウを成功させるまでにスケート技術を向上し続けていて、その不屈の精神には尊敬してしまいます。
紀平選手がコーチを変更するまでに、時間がかかってしまいましたが、念願叶ってカナダでオーサー氏の元で練習できるようになって良かったです。
クリケットクラブでスケート技術も人間性も磨かれて「最強」になった紀平選手を楽しみに応援したいですね。