厚底シューズはいつから?問題点は?なぜ速い?

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東京オリンピック2020で使用が規制されるかも?と話題になった厚底シューズ。

 

素晴らしい記録を残したケニアのキプチョゲ選手や、日本の大迫選手がはいていた事から有名になりましたよね。

 

箱根駅伝の選手たちもはいていたのが印象的でした。

 

あの厚底は分厚過ぎてシューズの鮮やかなピンク色と共にとてもインパクトがありました。

 

厚底にはどんな効果があるのでしょうか?

 

なぜ速く走れるのでしょうか?

 

厚底シューズについて詳しくご紹介します。

 

 

 

 

 

 

厚底シューズっていつから?試作品から始まった!

厚底シューズが世界の表舞台に出てきたのは、2016年のリオデジャネイロオリンピックです。

 

当時はまだ多くの選手は薄底のシューズを採用していたのですが、2021年の東京オリンピックでも優勝したエリウド・キプチョゲ選手がナイキ社・厚底シューズの試作品をはいて出場し、リオオリンピックで金メダルを獲得していました。

 

この厚底シューズは特注品だったので、まだ一般には販売されていない物でした。

 

リオオリンピック後、キプチョゲ選手は201756日に行われたナイキ主催の「BREAKING2」プロジェクトに参加し、他の有力選手らと共にフルマラソンのタイムの2時間切りに挑戦しました。

 

非公認ではありましたが、ナイキの厚底シューズをはいて2時間25秒という驚きの記録を残した事が、「厚底シューズ」人気に火をつけることになったのです。

 

このレース後にキプチョゲ選手らがはいていたシューズを元に作られた「ナイキズーム ヴェイパーフライ4%」が発売されることになり、これをはいて走った選手が続々と良い記録を出した事で、さらに注目されることになりました。

 

この厚底シューズの靴底内には、カーボンファイバープレートが入っていて、その反発力が作用してランナーが好成績を残しやすくなっているそうです。

 

そして、2019年の非公認レースでキプチョゲ選手のランニングタイムは2時間を切ったそうです

 

この時使用されていた厚底シューズはナイキの「アルファフライ」という、カーボンプレートが3枚入りで、前足の方にエアが入っているというかなりインパクトのあるシューズなのです。

 

薄底から厚底に変化したことで、今までと変わった事はあるのでしょうか?

 

 

 

厚底シューズに問題点ってあるの?分厚すぎる?

薄底シューズ時代は、「スピードを出すには、足の裏で地面をつかむような感覚が大切である」「足を握るような形で地面をつかむ力が強いランナーは好記録を残す事が多い」と言われていました。

 

それが厚底シューズが主流となった今では、足で地面をつかむのではなく、シューズの反発力を生かした走り方を求められるようになったので、ランナーの中には、「薄底の方が走りやすい」と感じる人もいたようです。

 

今では厚底シューズを履くのにふさわしい筋トレメニューや、ランニングのフォームを修正することによって走りにくさを克服できて、違和感なく厚底シューズを使用できる人が増えたと話す専門家(大学陸上部コーチ)もいます。

 

初めは使う人によっては抵抗があったけれども、正しいトレーニングにより厚底シューズを上手に取り入れられるようになって、今では市民ランナーにも愛用されるシューズとなりました。

 

ただ、先ほどのナイキの厚底シューズのように靴底の厚みがさらに進化してしまっていたり、ナイキだけでなく、アディダスのように他のシューズメーカーも開発に力を注いでさらに厚底のシューズが出てこないとも限りません。

 

そうなると、素晴らしい陸上の成績が残せるのはランナー自身の努力によるもので、厚底シューズの技術向上に関しては制限を設けようという世界陸連の意向があり、2024年に「厚底シューズの厚さは20ミリまでという規定」が発表され規制されるようになります。

 

 

 

厚底シューズはなぜ速い?速いだけじゃない!

厚底シューズにはいくつか種類があって、「セーフティシューズ」と、「レーシングシューズ」があります。

 

セーフティシューズは、クッション性が高いシューズなので、ランニング中の着地の衝撃を和らげてくれる効果が高いです。

 

そのため、ランニング初心者や、練習で怪我を防ぎながら長距離を走る人に向いています。

 

レーシングシューズは、先ほどからご紹介している靴底にカーボンプレートが内蔵されているタイプの靴で、内部でカーボンプレートが反ることで反発力が高まって前へ進む力が強くなる仕組みになっています。

 

いきなりレーシングシューズを履いたとしても、それにふさわしい筋力が備わっていなかったら記録はなかなか伸びないので、初めはセーフティシューズで体を慣らした方が良いそうです。

 

厚底シューズは速く走ることができるだけでなく、そのクッション性素材のおかげで長距離をできるだけ快適に怪我なく走ることができるという特徴があります。

 

そういった事から、プロのランナーだけでなく、アマチュアのランナーにも広く使われるシューズとなったのです。

 

 

 

まとめ

厚底シューズの効果も凄いですが、技術の進歩の速さも目を見張るものがありますね。

 

最初は一部の人だけにしか手に届かない物なのかと思っていたら、プロだけでなく、アマチュアのランナーにも使用されるようになったということは、それだけ多くの人が厚底シューズの良さを感じたからなのでしょう。

 

これからも、素晴らしい選手の登場は楽しみですし、新しい技術を投入したシューズの登場も期待したいですね。