雪の日にエアコンから異音や変な音がする・動かないことが起こる理由とは
それはエアコンが、霜取り運動を行っているからです。
寒い日に暖房のスイッチを入れたけれど、エアコンから暖かい風が出てこなかったり、プシューやポコポコといった異音が発生した、という経験をお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか。
その原因の一つに、霜取り運動があります。
霜取り運動とは、室外機の熱交換器についてしまった霜を溶かす動作のことです。
大雪が降っていたり、極端に寒い日(マイナス2度以下)に起こります。
室外機の中にある熱交換器は外にあるため、とても冷たくなっています。
暖房の仕組みとしては、この室外機から冷たい風を外に吹き出しているため、風が通るときに水分が凍ってしまい、霜が付いてしまうのです。この時、室内の暖房機能が一時的に止められ、霜取り運動を行っているのです。
この動作が行われている時は、暖房機能が止まってしまうため、異音や動かなくなってしまうことがあります。
大抵10~15分程度で運転が再開されますが、それよりも多く時間が取られる場合は、他の原因が潜んでいるかもしれません。
他に考えられる原因としては、リモコンの設定ミス、フィルターの汚れ、室外機の吹き出し口の前に物が置かれている等があります。
結果、雪が降っていたり極度に寒い日は、霜取り運動を行っている可能性が高いので、暖房の効きが悪い場合は少し待ってみることが有効でしょう。