雪かきはいつやるといい?必要なものと道具の代用も解説!
雪の季節に気になるのは、一体何でしょうか?
普段はほとんど積雪しない地域では、あまり備えがないかもしれませんが、雪かきです。
突然積雪し始めたら、家を出る時に雪のせいで転倒するなど、ケガの心配もしなくてはいけません。
負担が少なくて、すぐできる雪かきの方法があればそんな時に役に立ちますよね。
雪かきについて、ご紹介します。
雪かきっていつやるといい?はじめが肝心!
自宅の敷地内の雪かきについてご紹介します。
雪は積もっていくと地面に近い側から固くなってしまうので降り始めに対処すると負担が少なく楽に雪かきできます。
積もり始めで5センチ程度の積雪なら、ほうきでサッと雪を除ける事も可能なんです。
雪かきは降り始めや、気温が上がってしまう時間帯までに取り組めると良いですよ。
おすすめの時間帯は、5〜8時または、翌日の朝に雪かきの負担を減らすという意味で、雪が降った当日の夕方〜20時です。
夜の雪かきは、作業の音が思いのほか大きく近所迷惑になってしまうので、気をつけたいものですね。
作業時間は30分〜1時間程度が望ましいです。
吹雪など荒天を避け、雪が降る合間の時間帯など安全に雪かきができる状況で行ってくださいね。
では雪かき作業を始めましょう!
1)雪を小分けにまとめる。(普段から通り道になっているところを優先に)
2)先ほどまとめた雪を自宅の敷地の日当たりが良いところに運ぶ。(少しづつ運ぶ事)
3)集めた雪の水分が溝に流れやすいように、傾斜面を作る。(いくつかに分ける)
雪かきをした雪は一度にたくさん運ぶのではなく、少しずつ運ぶのが良いです。
集めた雪も全部ひとまとめにするのではなく、いくつかの山に分けることによって、溶けやすくするのがポイントです。
「自宅の敷地」の雪は、公道や、下水道、川や池に雪を捨ててしまうと、本来の役割が正常に機能しなくなる恐れがあり、その上法律でもこれらの管理に支障を及ぼす行為は禁止されているのでご注意ください。
(参考:道路法第43条2項、道路交通法第76条、下水道法第44項、河川法施行令16条の4)
雪かきに必要なものって何?積雪量別にご紹介!
あまり積雪量が多くない地域だけれど、雪が降ったらどんな道具が必要なのかわからないなぁ、と悩んでいませんか?
雪かきに必要なものは、いくつかあるのでご紹介します。
除雪ほうき、除雪ショベル(スコップ)、スノースコップ、スノープッシャー、スノーダンプなどです。
除雪ほうきは、積雪が5センチ程度までの軽い雪用で、一般的なほうきと比べると、ブラシ部分のコシが強いのが特徴です。
除雪ショベルは積雪が5〜10センチ程度の時に使われていて「雪はね」「雪ベラ」などと呼ばれ、子どもでも持てる軽さです。
雪をかく部分が樹脂(ポリエチレンやポリカーボネート)、金属でできているものがあります。
樹脂製の製品は、持ちやすく軽く作られていたり、メッシュのように細かく穴が開いて溝の雪かきにも使いやすいという特徴があります。
スノースコップは、積雪が10センチ程度になった時に活躍します。
主に雪を切り分けるのに適している角スコップと、固まった雪を突いて崩すのに適している剣先スコップの2種類です。
スノープッシャーは、積雪が15センチ以上の時に使われていて、シャベルと形は似ていますが、大量の雪を持ち上げる事なく一度に押し出す事のできる幅の広い雪かきの道具です。
スノーダンプは、積雪が20センチ以上で、雪の量が多い時に役に立ちます。
角形の大きなシャベルにパイプの持ち手が付いていて、手押しでたくさんの雪を一度に運ぶことができるんです。
積雪量がとても多い場所では、この他に氷を割ることができるアイスピッケル、屋根の雪を落とす雪庇(せっぴ)落とし、屋根の雪下ろし用に命綱、除雪機や融雪マットなど、さらに必要な道具が増えます。
雪かきの道具って手持ちのもので代用できる?いつものスコップでも!
除雪ほうきは、竹製のほうきや、化学繊維のコシのあるほうき、スコップで代用できます。
除雪ショベルは、ちりとりで代用できます。
スノースコップは、大型のシャベルで代用できます。
スノープッシャーは、段ボールや風呂のふたで代用できます。
スノーダンプは、そりで代用できます。
代用品をご紹介しましたが、本来の使い道として使用している家庭用品を雪かきに使うと、外での使用によって不衛生になり、傷がついてしまって元通りに使いづらくなってしまうかもしれないので、その点を理解した上でお使いください。
雪かきの代用品を無理して調達しなくても、いつも使用しているほうき、スコップ、バケツがあれば少々の積雪には対応できます。
そこに除雪ショベルも用意できれば安心です。
ホームセンターや通販で手に入れることはできますが、積雪量が多いという予報が出ると一気に品薄になってしまうことがあるので、早めの準備が大切です。
まとめ
突然の積雪にも、どんな道具で対処したら良いのかわかれば安心です。
雪かきをするタイミングも、雪が降ったばかりの軽い雪の間にすれば負担が少なくなるので、後回しにせずに取り組みたいものです。
作業は体全体を上手に使って、腰や手首をひねったりしないように気を配りながら行ってください。
雪かきの時の服装についてですが、寒いからといって着込みすぎると作業に支障が出たり、汗をかきすぎてその結果冷えてしまったりするので、薄手の衣類を機能的に重ね着して身軽にすることを頭に入れておいてくださいね。