なぜウォーキングは筋肉やメンタルに効果ありすぎなのか?
なぜウォーキングは効果がありすぎなのか
それは、心と身体の健康を両面サポートしてくれるからです。
ウォーキングは、ダイエットや生活習慣病予防、ストレス発散などにとても効果的です。
日々私たちが生活する中で必要な「歩く」ことを、目的とそれに合った方法で意識しながら行うことによって劇的な効果を生み出すのです。
先ずダイエットを目的とする場合では、主に下半身、二の腕と背中、お腹に効果が表れます。
ウォーキングは有酸素運動の一つであるため、脂肪を燃焼してくれます。
腕を後ろまで引くことを意識しながら歩く正しい姿勢や、腹式呼吸を使うことによってその効果を高めることができます。
健康を目的とする場合では、血流が良くなることにより、生活習慣病の予防・健康維持ができることはもちろん、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されることにより、ストレス緩和も目指せます。
デスクワークが多くなりつつあるこの時代で、「運動不足だな」と感じる方は多いのではないでしょうか。運動不足がもたらすのは肥満や生活習慣病、ストレスです。
ウォーキングは子ども~大人まで手軽に始められる運動です。毎日20分からでも始められると良いでしょう。
ウォーキングの効果が実感できるまでには1ヵ月程度かかりますが、筋トレや水泳などに比べると無理なく続けられるところが魅力的です。
このようにウォーキングは、大人~子どもまで無理なく続けられ、心と身体の健康を両面サポートしてくれる大変効果的な運動です。
なぜウォーキングは筋肉にも効果的なのか
それは正しい歩き方をすれば筋肉に刺激が加わるからです。
ウォーキングは、ややきついと感じるくらいの「早歩き」と通常の速度の「ゆっくり歩き」を3分間ずつ交互に繰り返す『インターバル速歩』が基本。
このとき、早歩きをすることで普段よりも強い負荷が下半身の筋肉にかかるので、その刺激で筋肉が大きくなって筋力が上昇します。
また、歩く際に腕を振ることを意識すれば、上半身の筋肉にも刺激が加わるので、上半身の筋力もアップできるでしょう。
さらに、ただ腕を振りながら早歩きとゆっくり歩きをするのではなく、4つの正しいフォームを意識することも重要です。
- 背筋を伸ばしてまっすぐ立つ
- お腹と背中を引き寄せるように姿勢を正す
- あごを引いて少し遠くを見るように前を向く
- 肘を軽く曲げて軽く小さめに振る
この4つを実践すれば、姿勢を保つために働く抗重力筋のバランスを整えることも可能になるでしょう。
そして最後に、これらすべての筋肉に刺激を与えるためには、いつもの歩き+10cmの歩幅を心がけることが大切です。
私も晴れた日はウォーキングをしながら買い物に行くのですが、歩幅が大きくなると自然に歩くスピードが上がり、「筋肉を使ったんだな」と感じるようなじりじりとした刺激を感じます。
歩いているとどうしても通常のお散歩ペースに戻ってしまいますが、思い出すたびに「いつもの歩き+10cm」を意識できると良いですね。
なぜウォーキングはメンタルに効果的なのか
それは歩くことで脳の中に「セロトニン」という神経伝達物質が増え、心身がリラックス状態となるからです。
セロトニンは私たちの気分を大きく左右し、セロトニンが減ると不安や怒りの感情が強くなるといわれています。
たとえば、天気の良い日に歩くと「気持ちがいい」と感じますよね。
これは太陽を浴びることでセロトニンが活性化している証拠です。
また、セロトニンを活性化させるためにはリズム運動を行う必要があり、一定のリズムを重視した運動であるウォーキングはセロトニンの機能を高める上で最適な方法といえるでしょう。
さらに、体を動かすと血流が促進され、血流が良くなれば体が暖まって緊張もほぐれるので心も楽になります。
そして、歩くときは車や人の往来にも注意しなければならないので目をあちこちに動かしますが、目が動くことによって脳が自然とほぐれるのだそうです。
私はライティングの仕事をする中で行き詰まったときにウォーキングをすると気分転換になり、新たな文章を思いつくことがあります。
これは体を動かすことで心身が楽になり、目が動くことで脳がほぐれているのだと考えられますね。
最後に、ウォーキングをする上で一番大切なのは「気持ちいい」と思えること。
街路樹やあちこちの軒先にある草花などを見て自然に触れながら歩くこと、天気が悪くて気分が乗らない日には無理をしないことがオススメです。