面積日本一は鳥取砂丘?青森県の猿ヶ森砂丘?立ち入り禁止な理由とは?
鳥取砂丘じゃないの?砂丘で日本一の面積は猿ヶ森砂丘?
みなさんは、「猿ヶ森砂丘」という場所をご存じでしょうか。
日本で有名な砂丘と言えば、おそらくほとんどの人が「鳥取砂丘」と答えると思います。
しかし日本には、鳥取砂丘以上の面積を誇る砂丘が存在しているということは、あまり知られていません。
猿ヶ森砂丘ってどんな場所?
猿ヶ森砂丘は、青森県下北半島に広がる海岸砂丘で、下北砂丘とも呼ばれています。
東西幅がおよそ2km、長さは南北に約17kmに渡り広がる大規模な砂丘です。
砂丘の面積は、約3,000ha程度であると予測されます。
そのため、正確な面積は不明とされています。
鳥取砂丘と比較すると?
鳥取砂丘は、鳥取県鳥取市の日本海海沿いに広がる海岸砂丘です。
東西幅は16km、南北2.4kmに広がっており、観光地としても有名です。
砂丘の面積は、約550haとされています。
砂丘の面積って?
実際には、そもそもどこまでを「砂丘」として面積に含めるのかという問題もあります。
農地や住宅街として使用している部分も砂丘であると考える説もあるためです。
このことから、
など、様々な意見があるそうです。
いかがでしたか?
猿ヶ森砂丘の面積が正確にわからないことを踏まえても、鳥取砂丘より大規模であることは間違いなさそうです。
以上のことから、日本一の面積を誇る砂丘は、鳥取砂丘ではなく猿ヶ森砂丘と言えるでしょう。
青森県の猿ヶ森砂丘が立ち入り禁止な理由とは?
それは、防衛省の試験場として使用されているからです。
一体猿ヶ森砂丘とはどのような場所なのでしょうか?
以下で詳しく説明します。
猿ヶ森砂丘とは?
猿ヶ森砂丘の中には20もの砂丘湖やヒバ埋没林などが存在しています。
ヒバ埋没林はヒバの木が海から打ち上げられたあと砂に埋まってできたものであり、非常に神秘的な風景を作り出しています。
また、砂浜では「鳴き砂」が体験できます。石英という鉱物が含まれる砂浜で見られる珍しい現象です。
どのような試験をしているのか?
最初に述べた通り、現在猿ヶ森砂丘は防衛省が試験場として使用しています。
1959年以降、広大な砂丘の大部分の所有権が自衛隊にあり、主に武器の試し打ちなどを行っています。
そのため、流れ弾に被弾するなどの事故を防ぐために、許可のない一般人の立ち入りを禁じているようです。
観光はできない?
猿ヶ森砂丘は一般的には立ち入り禁止とされていますが、実は試験場には含まれておらず、観光可能な場所があります。
その場所とは、砂丘の北端にある尻労(しっかり)地区と南端にある小田野沢(おだのさわ)地区の2か所です。
砂丘の大部分は立ち入り禁止ですが、上記2か所には観光として立ち入ることが可能ですし、雄大な砂丘も目視することができます。
いかがでしたか?
猿ヶ森砂丘が立ち入り禁止の理由は、「防衛省の試験場だから」でした。
しかし、限られた場所からは砂丘を楽しむこともできます。
青森県を訪れる際は是非足を延ばしてみてください。