桜開花の定義とは?何分咲きが見ごろ?メカニズムもご紹介!

桜の開花といえば、どんな事を思い浮かべますか?

 

卒業式や入学式、SNS映えするキレイな写真、それともお花見でしょうか?

 

この桜の開花には定義があるようですね。

 

少し前までは気象庁だけが桜の開花予想などを行っていましたが、今では民間の気象予報がその役割を担っています。

 

みなさんご存じの民間気象予報会社、ウェザーニュース・ウェザーマップ・日本気象協会が、桜の開花について、さまざまな取り組みを行っています。

 

桜見物の目安にもなる、「何分咲き」という呼び方の意味を知って、桜の見ごろにお出かけしたいですね。

 

桜の開花のメカニズムについても興味があります。

 

そんな桜の開花について、詳しくご紹介します。

 

 

 

 

 

 

桜開花の定義ってなに?気象庁では5〜6輪咲いたら開花です

1951年気象庁が桜の開花予想として関東地方の桜の開花を観測した事から始まります。

 

桜の開花についての観測の対象は、ソメイヨシノに限られていました。

 

桜が開花するまでの冬の気温の様子と、予想される春の気温を照らし合わせて、桜の開花宣言が発表されていました。

 

気象庁は、今では桜の開花に関しては民間の気象予報にバトンタッチをしましたが、今でも桜の観測は続けています。

 

気象庁の観測は、都道府県それぞれに存在する標本木を基準にしています。

 

標本木は、気象台に近い公園など、周りの環境に影響されにくい場所にある木が採用されていて、木の育ち具合や周りの環境の大きな変化がある時には、標本木の変更もあるようです。

 

気象庁では、標本木の桜の花が5〜6輪咲いたと気象庁の職員が目視で確認できた時に「桜開花宣言」を発表していました。

 

民間の気象予報で有名な「ウェザーニュース」では、独自に立ち上げた「さくらプロジェクト」の参加者が全国各地の桜を観測しています。

 

これは、参加者が「マイ桜」をあらかじめ登録してから、マイ桜の様子をウェザーニュースに送信し、そこで積み上がったデータをウェザーニュースが桜の開花予想などに生かすという仕組みになっています。

 

このマイ桜の開花の定義は1輪咲いた時となっているので、数を数えなくても気軽に桜の観測に参加することができます。

 

 

 

桜開花の何分咲きって?見ごろはどれくらい?

新聞やTVのニュースの中で桜の開花は「何分咲き」という言い方をするのですが、これには何か基準があるのでしょうか?

 

これは先ほどにもふれた気象庁の「標準木」の樹冠に咲く桜の花の割合によって変化します。

 

樹冠とは、枝や葉が集まった部分の事を指していて、桜の花がいくつかまとまって咲いている部分の呼び方です。

 

標本木の樹冠の約3割の桜の花が開くと「3分咲き」、約半分の桜の花が開くと「5分咲き」と言われます。

 

5分咲きあたりになってくると、そわそわした気分になってきますね。

 

満開と言われる樹冠の8割のつぼみが開く頃が、「桜の見ごろ」と言われています。

 

桜の見ごろは、日本全国で待ち望まれるニュースでもあります!

 

満開の桜の頃は多くの人が桜を待ち構えていて、花見客が増えるのは今も昔も変わりありませんね。

 

満開以降にもきちんと呼び方があって、花びらが落ち始めたら「散り始め」、桜の花が散って若葉が出て来るようになったら「葉桜」と言います。

 

このように、桜がどれくらい咲いているかと心待ちにする人々のために、桜の開花には「何分咲き」という呼び方で桜の咲いている状態をわかりやすく伝えられるようになっているのです。

 

 

 

桜開花のメカニズムは?低温の期間も必要!

桜が開花するためには、開花する前にいくつかの条件が必要です。

 

ただただ暖かい気候だけが桜の開花に必要なのではなく、四季の寒暖全て(特に冬の寒さ)が必要になってきます。

 

だから、暖冬の年には桜の開花が早まるのではなく、その反対で遅れてしまいます。

 

桜の開花のメカニズムをご紹介します。

 

桜は開花する前の年の夏にすでに花の芽が作られます。

 

満開の桜が散ってしまって葉桜の時期である夏から秋は、休眠と言われる桜のおやすみ期間になります。

 

桜の葉が色づいて秋から冬にかけて落ちてしまってから、冬になってある程度低温の期間が続くと、桜の花の芽が休眠から目を覚まします。

 

まるで、寒い冬の気温が桜の目覚ましのようですね。

 

桜の花の芽が目を覚まして開花しようと準備を始めるのを「休眠打破」と呼びます。

 

準備を始めた桜の花の芽が、春になって気温上昇と共に急激に成長をとげた末に開花するのです。

 

冬の寒さがあるから、春には見事な桜の開花を眺めることができるのですね。

 

桜の木を何気なく見ただけでは、桜の花が色々と準備をしているようには思えませんが、春に桜の花が散ってからしばらくしたら、もうすでに次の年の春の用意をしていたというのは、驚きです。

 

 

 

まとめ

桜の開花は毎年楽しみですが、改めて桜の見ごろを確認することができたので、来年もまたやってくる桜の時期をさらに楽しみに待つことができそうです。

 

桜が散った後もその時期からすでに来年の桜の開花の準備を始めるという、用意周到な桜の木。

 

普段は、何気なく通り過ぎている物言わぬ桜の木だけれど、静かに花を咲かそうと生き続けているという事がよくわかりました。

 

桜の開花の季節が過ぎてしまっても、来年の花の芽が出ているんじゃないかと注目してしまいそうです。