投げ銭システムはいつから?何が楽しい?歴史をたどってみた!

投げ銭というと、大道芸人など路上のパフォーマーに対して渡すお金のことを思い浮かべますが、エンターテイメントの世界が変化している昨今では、ネット上でのいわゆる「ネット配信者」のパフォーマンスに対する投げ銭も登場しているんです。

 

ユーチューブの『YouTubeLIVE』内の「スーパーチャット(スパチャ)」、その他の配信アプリなどでは「ギフティング機能」などがあります。

 

支払いは現金ではなく、クレジットカード払いなど、キャッシュレス決済で行われます。

 

この投げ銭は、有料配信のチケットの支払いとは別のもので、無料配信でも行うことができます。

 

配信者が視聴者からの投げ銭を受け取る仕組みになっています。

 

投げ銭について、詳しくご紹介します。

 

 

 

 

 

 

投げ銭システムはいつから始まったの?2010年代後半から

スーパーチャット(スパチャ)が始まる前に、ユーチューブは2014年9月から「視聴者ファンディング」という投げ銭機能を始めました。

 

このシステムを使うことができるのは、日本・アメリカ・オーストラリア・メキシコの4カ国のみでした。

 

スパチャは2017年1月、対象者は一部の人に限られたようですが、ベータ版が全世界でオープンになりました。

 

日本でのスパチャは2017年2月に使用可能になり、今まで使われていた「視聴者ファンディング」は終了しました。

 

アプリでの投げ銭では、例えばティックトックで、2021年3月にライブストリーミング機能にギフティング機能がサービス開始しています。

 

ライブ配信サービスといえば、ニコニコ生放送は長きに渡りライブ配信を続けていますが、2019年4月にギフトを贈る形で投げ銭ができる機能が追加されました。

 

もう一つライブ配信サービスをご紹介すると、TwitCasting(ツイキャス)では、2018年6月に視聴者の購入アイテムをプレゼントすることで投げ銭ができるようになっています。

 

スポーツ界にも投げ銭機能のあるアプリがあって例えば「Player!」というアプリでは2020年にサッカーの試合などに対して直接試合場で入場して観戦できなくても投げ銭で応援できるシステムを導入しています。

 

大体のライブ配信サービスが、大体2018〜2020年の間に投げ銭機能を開始しているのですね。

 

ここにご紹介したのは一部のサービスだけなので、他にも投げ銭機能が使用できるアプリなどが存在しているんです!

 

 

 

投げ銭って何が楽しいの?推しを応援!

ユーチューブのスパチャの投げ銭は、投げ銭をした人のアイコンと金額が色付きのコメントとしてチャットで上位コメントに掲載されます。

 

金額によって、青・黄色・オレンジ・赤などに色付けされ、元のYouTubeの背景がシンプルなのでハッキリした色がよく目立ちます。

 

目立つので、投げ銭をしたというアクションが多くの視聴者から注目されるだけではなく、配信者の目にもとまるような仕組みになっています。

 

他の配信アプリでのギフティング機能では、アプリ内の有料ギフトを購入後、その品物を配信者に「投げる(差し出す)」といった形で投げ銭を行うことができます。

 

ギフトを投げると配信画面が華やかになって、配信者も視聴者も楽しい時間を共有できるというメリットがありますね。

 

投げ銭の楽しさはファンの「推しを応援している」という気持ちがお金を差し出すことによって「推し」に伝わるということです。

 

素晴らしいパフォーマンスに賞賛の気持ちをあらわしたり、応援の気持ちを形にして表現者に届けることは、視聴者であるファンにとっての最大限の意思表示なのではないでしょうか。

 

ネットでの投げ銭は、リアルでライブを楽しめない時でもずっと「推し」を応援できるので、ファンにとっても嬉しいですし、配信者のパフォーマンスのモチベーションも上げることができますね。

 

 

 

投げ銭の歴史とはどんなもの?いつからかわからないくらい昔から!

投げ銭には、投銭(お金を投げる)・金銭を与える・通行人や見物者が路上にいる生活者や大道芸人などアーティストに投げ与える、といういくつかの意味があります。

 

そこから派生して、インターネット用語としての「投げ銭」が登場したのです。

 

投銭は、願掛けの意味を込めて古くから行われていて、イタリア・ローマのトレヴィの泉では誰がいつ始めたのかは不明ですが、願掛けと共にコインを投げ入れる言い伝えがあります。

 

イタリアだけでなく、中華圏の人たちの間でも、幸運を願って池などにコインを投げ入れる習慣があるそうです。

 

また、さまざまな国で、生活に困って路上にたたずむ人に対して「お恵み」という意味を込めて投げ銭をするというのは、古くから行われています。

 

路上にいるという点では同じですが、路上で音楽を演奏したり手品を披露したりするアーティストに対しても、そのパフォーマンスに対して「良かったよ!」などの気持ちをお金に表す投げ銭も存在していました。

 

日本でも神様へのお供え物を紙で包んでいたお供え物から変化していった「おひねり」と呼ばれる、舞台に立つ人にお金を包んで渡す習慣があります。

 

他にも神事に集まった人に向けて「餅まき」と言う習慣があるのですが、その際にも小銭を投げる(正確には撒く)ことがあります。

 

どの投げ銭も正確な始まりは解明されていなくて、それほど皆に浸透している習慣なのだということがわかります。

 

 

 

まとめ

古くから、願掛けや、お恵み、大道芸人らに対する評価を込めた投げ銭が行われていたのですね。

 

投げ方は時代と共に変化していきましたが、お金に気持ちを託すというところでは繋がっています。

 

ネットの投げ銭もちょっと試してみたくなってしまいました。