リニアはいつから乗れる?空力ブレーキとは?定員は何人?

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リニアは正確には、リニア中央新幹線といいます。

 

全国新幹線鉄道整備法の基本計画路線である中央新幹線を、時速500キロメートル毎時で走るリニアモーターカーによって、東京から大阪の長距離を1時間程度で移動できるようになるのです!

 

現在の新幹線での東京から大阪間の移動時間は一番速い「のぞみ」で2時間半なので、リニアモーターカーによって半分以下になるのですね。

 

出張で出かける人たちにとって東京・大阪間を短時間で往復できるのは嬉しいですね。

 

そんなリニアについて、詳しくご紹介します。

 

 

 

 

 

 

リニアっていつから乗れるの?いつ開業するの?

リニアモーターカーは、いつから研究開発を始め、いつ頃正式に開業するのでしょうか?

 

1962年、東京・大阪間を1時間で移動できることを目指して、新幹線を上回る浮上式で超高速鉄道の研究が始まりました。

 

1973年、東京都から大阪市を結び、甲府市・名古屋市・奈良市あたりを経由するルートで基本計画が決定しました。

 

1977年、宮崎県に実験センターを開設し、有人走行で時速411キロメートル毎時の記録を残し、1997年からは、山梨県に走行試験場を移しました。

 

1999年、有人で定員人数の乗車、荷物も最大積載量を乗せた、積車状態で時速552キロメートル毎時という有人でも無人でも最高速度を記録しました。

 

その後も、有人走行で時速581キロメートル毎時という世界記録を出し、2003年から始まった時速500キロメートル毎時での試乗も2005年には10万人を突破しました。

 

2013年には、2007年から延伸工事を行っていた、山梨県にある走行試験場にあるリニア実験線が42.8キロメートルにまで延びました。

 

実験線全線が開通した上で、営業を想定した新車両「L0(ゼロ)系」での走行試験が始まりました。

 

2020年、L0(ゼロ)系の運転データをもとに、L0(ゼロ)系改良型の走行試験も始まり、両方のタイプの列車で走行試験が行われています。

 

2027年、東京〜名古屋間(品川〜名古屋間の約286キロメートル)開通をして、開業することを目標にしています。

 

2037年、終点の大阪駅までの開通を目標にしているそうです。

 

 

 

リニアの空力ブレーキってなに?ブレーキは他にもある!

時速500キロメートル毎時での走行を想定しているリニアは、減速や停止する際にどのようなブレーキを使うのでしょうか?

 

通常では、「電力回生ブレーキ」というリニアモーターを発電機として利用することで速度を落とすブレーキを使います。

 

リニアモーターカーの運動エネルギーを電気エネルギーに換えるという仕組みで、変換された電気エネルギーは再び電力変換器に送られて使用されます。

 

もしもの時、緊急時はどうするの?

 

緊急時には、2通りのブレーキ使用を想定しているそうです。

 

一つは、「車輪ディスクブレーキ」です。

 

これは、自動車や従来の新幹線にも使われている、タイヤのディスクブレーキで機械的に速度を落とすブレーキです。

 

もう一つは、タイトルにもある「空力ブレーキ」です。

 

これはどんなブレーキなのかというと、車両の屋根部分から空力ブレーキ板を一車両に2枚程度、列車全体で何枚も出して空気抵抗を利用して速度を落とします。

 

空力ブレーキ板を出した状態のリニアモーターカーは、まるで列車の耳のようで少し愛嬌がある姿に変身します。

 

空力ブレーキは、高速で走行している時に特に効果があるようです。

 

いくつものブレーキで速度を落とすことができるように対策されています。

 

 

 

リニアの定員は何人?新幹線より少ない?

最新のL0(ゼロ)系改良型試験車は、アルミニウム合金でできています。

 

列車の体長は先頭車両が28メートル、中間車両が24.3メートルで、車幅は2.9メートル、高さは3.1メートルです。

 

車体の重さは中間車両で約25トンです。

 

今運行されている新幹線N700系の車体一両の重さは約43トンなので、リニアモーターカーの方が軽いですね。

 

この車両の乗車定員は、先頭車両で最大24名、中間車両で最大60名となっています。

 

今運行されている新幹線N700系16両編成の車両だと車両によって乗車できる人数が違っていますが、最小で63名、最大で100名となっているので、リニアモーターカーの乗車定員は新幹線よりは少なめですね。

 

このL0(ゼロ)系改良型試験車は、実際の営業を想定した車両ではありますが、開業後の営業車の仕様ではないので、今後開業直前になれば正式な営業車でのリニアモーターカーの定員が発表されるのではないかと思われます。

 

 

 

まとめ

60年ほど前からリニアの研究が始められて、今に至るまでに試験走行が実施され試行錯誤を繰り返し、L0(ゼロ)系改良型試験車が作られるまでになりました。

 

時速500キロメートル毎時という超高速で走行するために安全対策としてブレーキの種類がいくつか用意されているということがわかりましたね。

 

リニアモーターカーの乗車定員は新幹線の乗車定員より少ないようですが、実際に開業された時に改めて明らかになることでしょう。

 

品川〜名古屋間を最速で40分、品川〜大阪間を最速で67分で走行する予定のリニアモーターカーは楽しみですね。